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取っ手をつける。

梅雨明けの早かった6月。
こんなに早く夏が来ると
なんだかちょっと調子がくるってしまいます。。

とにもかくにも工房では
暑さ 寒さは関係なく、
毎日モノづくりがおこなわれています。
今日はまた、ロクロ工房の作業をピックアップしてみました(*^_^*)

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カップの取っ手をつけるという作業は
とても 難しい仕事です。
取っ手は成形されたカップに
後から取っ手をつけるので
カップ・取っ手、それぞれの乾燥状態を
合わせるのがカギになってきます。。


成形し、削りをおこなった後
内側だけに化粧と透明釉(とうめいゆ)を掛けた後
生乾燥の状態で保ったカップです。

IMG_5018.jpg

前もって準備をしていた取っ手の部分です。
乾燥しすぎないようするために
発泡スチロールなどに入れ保管しています。
取っ手は土を手でのばしくるっと曲げたものです。
IMG_5015.jpg

育陶園では持ち手が持ちやすいよう大きめに作っています(^-^)
見た目も大事ですが、使い勝手も大事です。

取っ手とカップをくっつけるために使う"ドベ"。
イメージ的にはノリやボンドみたいなものです。
同じ赤土を柔らかくペースト状にしています。
IMG_5017.jpg

一つ一つ丁寧につけていきます。
IMG_5013.jpg


この作業は難しいため、
取っ手付けをおこなえる職人さんは限られてきます。
作業をおこなっている良美ちゃんは
自分の作品でいくつもいくつも練習して
現在では育陶園の商品の取っ手付けができる
職人さんの一人になりました。。
IMG_5008.jpg

IMG_5014.jpg


IMG_5012.jpg

この後外側に化粧や釉薬を掛け、
"付飾(かしょく)"=デザインを施してゆきます。。

カラカラ(沖縄の酒器)やポット、急須も同じく
後付けの作業になるモノは
非常に管理に気を使い、時間が掛かるため
量産の出来ない器になっています。。。。

わたしも一度自分の作品に取っ手を付けましたが
一つは下の部分が取れてしまい
なんとか形状を保ったモノでも
ひび割れがすごく、とても人さまにお出しできるモノではなく
植木鉢になってしまいました♪♪

土の種類にもよりますが
沖縄の土は粘りとコシがないので
こういった作業をおこなうのは想像以上に難しいです。。。

と、愛知の窯業訓練校に行っていた亜希子さんや
京都の伝統工芸専門学校に通っていた弟はいいます。。。

でも、他の土で作品を作ったことのない職人さんなどは
この土が基準で この土に合わせて作っていくことが
あたりまえの事なので、
そんな難しい作業に悪戦苦闘しながらも
沖縄の土でモノづくりをおこなっているのでした。。。

次回は付飾(かしょく)"=デザインの工程をご紹介します(^O^)/☆☆

(2011年6月13日)



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