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育陶園日誌

琉球新報エッセイ「落ち穂」⑩

おはようございます(^-^)

11月は壷屋やちむん通り祭り、陶器まつり、ナゴヤドームで開かれている
陶磁器フェアの3つのイベントがある為
バタバタとした日が続いております。。。
名古屋は今日までですが、昨日陶器まつりは無事に終了しました。

今日の雨が昨日でなくて良かったです。


今週は12月がはじまります。
今年最後の月がはじまります。
色々取り組んできたことの形をしっかりと出す月。
というわけで、今週もがんばりまーす!!

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7月から執筆させて頂いております
琉球新報文化面エッセー「落ち穂」にて10回目が
11月18日(金)に掲載されました。
こちらの方でもアップさせて頂きます。

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・・・・・・・・・・・・・・新しいモノ作り・・・・・・・・・・・・・・
今年の夏から、県の事業で「工芸製品新ニーズモデル創出事業」に
参加させて頂くことになり、県外への視察や
同じモノ作りに携わる方々と一緒に新しい市場、
ターゲットに向けての商品開発に向けて取り組んできました。
今までの私達のモノづくりは、お客様からの声や、
工房内でスタッフとの話合を元に作るという方法が中心でした。
今回の事業でこれまでと違った取組は"誰に売るか"を考えたモノ作りでした。
私達の中で手にして欲しいと思う人の、生活のシーンやライフスタイル、
価値観等を考え、ターゲットを絞り込むというモノ作りです。
そもそも私達の作るモノは、なくても今の時代であれば百円均一などで手に入れ、
用を満たす事が出来るものです。でも、なぜ必要とされるのか。
それは日常の生活の空間や食卓、身につけるモノすべてにおいて、
美しいモノ、素敵なモノ、格好いいモノ、可愛いモノがある事で
日々の暮らしに彩りを与え、心に豊かさを与える事が出来るからだと思います。

私達の仕事は"壷屋焼"という伝統工芸ですが、
それは工芸品だから素晴らしいという事でなく、
そのモノ自体が素敵で魅力的であるから
必要とされるモノでなくてなくてはならないのだと、再認識する事ができました。
私は実際にモノを作る事が出来ません。
それを形にしてくれるのは工房の職人さん達です。
彼らは仕事が終わった後でも遅くまで一緒に考え、それを形にしてくれました。
でもその顔はとても楽しそうでした。


IMG_5585.jpg


イメージしたモノを形にするという作業は、誰にでも出来る事でなく
何十年と技術を培ってきた本物の職人にしか行う事が出来ません。
作らない私がいう形は工程的に無理があったり、
それを量産する際にあまりに時間が掛ってしまっては作品になってしまいます。
作りと、数と、見た目の美しさを損なわない、バランスのとれたモノ作りが必要です。

ハードルは高く、忙しい日々の中新しいモノを生み出す作業は
とても大変ですが、そういうモノを生み出す事の出来るという仕事と、
それを生み出してくれる職人に改めて自信と誇りを持つことができました。

(高江洲若菜)
琉球新報文化面エッセー「落ち穂」 2011年11月18日(金)より


いつも支えてくれる皆に感謝です。

(2011年11月25日)

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