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【こどもの器展×縁起文様~ユッカヌヒ―2017~】

ゴールデンウィークに入り、やちむん通りも
にぎやかになってきました。
通りの各店で鯉のぼりがそよそよ泳いでます。

おひさまが照らす日が続いてくれるといいですね。


今年も子どもの日に合わせて、「こどもの器展×縁起文様」開催中です。
沖縄では、昔から「子どもの日」を「ユッカヌヒ―」といって旧暦の5月4日(今年は5月29日)は
子どもの成長を祝う風習があります。
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「ユッカヌヒ―」とは「ゆっか(四日)+ぬ(の)+ひー(日)」で、戦前、沖縄では子供の健康や成長を願いオモチャを買ってあげる慣わしがあったといいいます。
年に一度のおもちゃ市がずらりと並び、子供たちにとって特別な楽しい一日であったようです。
同時に各地ではハーリーも行われました。
ハーリーとは爬龍船(はりゅうせん)とよばれる船で競い合う、五穀豊穣、無病息災、航海安全を祈願する琉球王府時代からのものです。
戦後は時代の流れとともに、子どもの楽しみもその日のおもちゃだけではなくなり、
今では各地にハーリーだけが残っています。

この「ユッカヌヒ―」にあわせて、子供もワクワク、食卓が楽しくなる器を制作いたしました。

育陶園の器には縁起のよいといわれている、「唐草」、「魚」文様を主なモチーフとしていますが
「カメ」、「菊」、「牡丹」文様といった縁起文様もとりいれた器です。
どの文様も伝統的に、壺屋焼ではよく使われているモチーフです。

【縁起文様】
・唐草:【復活・再生】の象徴。延々と伸びていくことから、【子孫繁栄】の意味もある。
・魚:【富と幸福】の象徴。また、たくさんの数の子供を産むことから【子孫繁栄】の意味もある。
・亀:亀の寿命は万年といわれ、【長寿】のシンボルといわれている。
・菊:【太陽の恵み】を象徴する。菊を浸した水は病気を治し、【寿命延命】といわれている。
・牡丹:花の王様ともいわれ【幸福・富貴】の象徴とされる。

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ロクロでひいた器を形を削って整え、焼く前の状態でチョウコクトウとよばれる手作りの道具で線彫りします。
柔らかすぎず、硬すぎずのちょうどいいタイミングで彫ります。
そして、釉薬をのせていきます。
この作業は、育陶園の定番の商品を作るときと同じ工程なのですが、
それとはまったくイメージの変わる器ができあがるので
おもしろいです。
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亀や魚の表情も視線も違い、それに合わせて色をのせてあり、
1枚1枚の違いを楽しめます。
すべてのデザインを変える商品は育陶園ではあまありなく、
「こどもの器展」のときだけの
とくべつな機会です。

器をならべながら、ひとつひとつが可愛いので
見入ってしまっています。
こどもの器として制作しましたが
きっと大人も楽しんでいただける器です。


お気に入りの一枚をみつけていただけたらと思います♪


【こどもの器展×縁起文様~ユッカヌヒ―2017~】
■会期:2017年5月1日(月)~5月29日(水)
※すべて1点モノとなりますので、在庫がなくなり次第終了となる場合もございます。
■【縁起文様】
・3寸皿 \1,728
・5寸鉢 \3,888                
■営業時間■
9:30~18:30
■連絡先■
壺屋焼窯元育陶園
TEL/098-866-1635 FAX/098-975-6848
info@ikutouen.com
〒902-0065 沖縄県那覇市壺屋1-22-33
                 (高江洲朋美)

(2017年5月 2日)



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