お便り
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2018.1.16 育陶園のこと
午前10時~12時、実家にて家族ミーティングでした。参加者は陶主・忠さん、女将・啓子さん、義姉・若菜さん、義弟・光くん、夫・尚平さんと嫁の私。新年初めてのミーティングで、昨年の育陶園の経営状況の説明など若菜さんからあって、今後の動きの話になりました。
「今年は外への情報発信に力をいれていこう!」と若菜さんの提案。昨年から育陶園のHPリニューアルに向けて準備がすすんでいるのです。もうすぐ陶芸教室の予約や購入もネットからしていただけるようになります!
ということで、まずは女将・啓子さんに「SNS」とは?「インスタ」とは?「FB」とは?などと情報発信にはかかせない用語の説明をみんなでしました。ノートに用語のメモをしている啓子さんの姿を写真を撮っていたら、「こんな姿、やだ~ブログにのせたら恥ずかしいわよ~」と笑う啓子さん。本当は恥ずかしいのは私もで、内側のことを書きだすこと、SNSのことについても知らないことが多いのです。。
これからブログなどで発信していく内容は、どんなことをのせていったらいいのか、それぞれの立場に立って背伸びしすぎず、まずはとにかく書いてみようという事になりました。私には何ができるかと見渡してみたら、県外から嫁いできたという立場から器や獅子の後ろにある育陶園の景色を映せそうです。
沖縄といえば青い空・いろとりどりの草花。いつものやちむん通り、いつもの工房、いつもの育陶園。ここに足を踏み入れた十年前の新鮮さは少し薄らぎましたが、じわじわと根を張りはじめてきました。家族やスタッフや通りのおばちゃんたち、いろんなみなさんの味わいのある姿がみえてきました。といっても、ここでやれること、どんなふうにしたらいいのだろうと日々模索中で、いい形になるよう頑張っていきたいと思います。
そして、このミーティングも家族だけということもあって、なんだか話がそれていって気が付いたらプライベートなことで言い争いになったりするときもあります。だいたい、啓子さん・若菜さん 対 尚平さんとなることが多くて、私はアワアワです。
いいなとおもうことは、結局みんなガハガハ笑っていること。緊迫した空気の中に忠さんがテーマとちがう話を切り込んだりして、なぜかいつもこのようにまとまるのです。
「こうやって、ああだこうだ言ってみんなで笑っていられるから幸せなんだよ」と陶主・忠さんは土を捏ねながら、話の尽きないミーティングを閉めてくれました。 (朋美)