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女将さんのぜんざい

最近賄の日に、母こと育陶園女将の啓子さんが
食事が落ち着いてきたころに、
ぜんざいを作ってくれます。
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前もって作った小豆に、丸めてさっとゆでた白玉を入れたシンプルなデザートです。
食事後に作るのには理由があるようで、
片づけを最後まで手伝ってくれているスタッフや、
お昼交換が遅くなって食べているスタッフに、
ちょっとしたサービスぜんざいなんだそうです。

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母は昔からよく手作りのおやつを作ってくれました。
子どものころは、そんな手作りのありがたさを全然わからず、
商店で買える駄菓子が一番美味しいと思っていましたが。
モノがなんでも手に入ってしまう今だからこそ、
母の作る料理やおやつは、格別においしく身体が満たされます。

甘さ控えめで、すこ~し塩気のきいたあんこに
できたてのモチモチ白玉と、黒あんみつが絶妙にマッチして
はじまったばかりのこの夏の暑さで疲れた身体に、やさしい甘みが染みわたります。

全然気取らない母のぜんざいは、さっき洗い終えたごはん茶碗に入っていますが、
それもすごく心地よく感じます。


はいどうぞ~
母から手渡されたぜんざいを食べ終わった、
片づけを手伝ってくれたみんなは、
残り少ない休み時間の続きをしに、各々工房へ戻っていきます。
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さっきまで20人以上の人でごった返した食堂は、
シンと静かに。

きれいになったテーブルで一人、
午後の仕事のことをぼんやりと考えながら、
時折入ってくる風の心地よさを感じ、心穏やかな時を過ごしました。

母のみんなを想うやさしさ、残って片づけを手伝うスタッフのやさしさ。
自然とそこにあるやさしさが、一番心を穏やかにさせてくれるんだと思います。

さて、6月が終わり夏本番がいよいよやってきます。
すでに空は青さを増し、雲が一段と感じるようになった沖縄です。

(若菜)

(2018年6月27日)



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