お便り

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2018.4.23 沖縄の景色

清明祭(シーミー)2018

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週末は清明祭でした。
梅雨入り前、先祖の供養をしながら親戚一同が集まります。お墓の前にブルーシートに持ち寄りの料理をならべてピクニック。結婚して初めての顔合わせや、赤ちゃんもいたり近況報告の場でもあります。

恒例、女将啓子さんの重箱作りは、前日の買い物と下準備からはじまりました。
お総菜屋さんやスーパーなどで重箱手軽に購入できるのですが、忙しくても重箱は手作り。

「やってはいけないことさえやらなければ、軸さえぶれなければ、大丈夫よ~。」
といって、大なべに砂糖や醤油を目分量でどぼどぼ入れる啓子さん。そういってもらえると、ちょっとホッとするような、そのちょうどよい適当さ加減を身につけたいと思いながら、たくさんの昆布を結びました。
啓子さんが嫁いだ頃は、親戚の方々から重箱の作り方は教えていただいたそうですが、少しづつ啓子オリジナルに応用しているようです。

重箱に詰める時は、奇数でいれる。
でも箱の中の詰める場所は決まっていないようで、毎回かまぼこやごぼうや位置がかわります。
さらに奇数とは決まっていても量は決まっていないので今年のは、重箱から溢れるくらいの山盛り。
上からギュウっと蓋をかぶせました。これだけあれば親戚みなさんに、たっぷり食べてもらえそうです。

出発!というときに、雨は降りだしました。
「さあ、高江洲のシーミーをはじめましょうね~」という啓子さんの掛け声が雨の中にまぎれ、重箱を広げるころには、ザーザーの本降り。
びしょ濡れのさーたーあんだぎーや、田芋。とり分ける紙皿もへにょへにょ。

もうみんな笑うしかないようで、楽しく食べて、重箱に残ったのは溜まった雨水だけでした。

(朋美)
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