お便り

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2018.10. 5 うつわとごはん

*うつわとごはん Vol.6~薬味たっぷり、秋刀魚の炊き込みごはん*

こんにちは、田中です。
相次ぐ台風で荒れ模様の沖縄です。
各地で停電も発生するほどの大きな台風は
ひさびさの事で、改めて防災への意識が高まりました。
また、北海道の胆振地方では、本日再度地震が発生したとのこと。
さらなる被害が大きくならない事を願います。

被害も大きくマイナス面ばかりの台風でしたが、
ひとつだけ、良いできごとがありました。
水曜日、台風前の買い出しにとスーパーへ出向いたら、
立派な秋刀魚ちゃんが一匹¥99で売られているではありませんか!
おそらく、台風での休業を見越した処分価格なのでしょう。
今年は大漁とは言え、県内では輸送コスト等の関係もあり
どんなにお安い日でも¥180ぐらいだったので、これは大特価です。
そろそろ秋刀魚の旬も終盤ですが、まだまだ脂が乗ってピカピカです。
夫もハマっているので、今期二度目の炊き込みごはんにするとしましょう。
最後にたっぷり混ぜ込む薬味がポイントで、さっぱり頂けるレシピです。
本日は土鍋でふっくら炊きあげます。もちろん炊飯器でもOK。
ゆるっとざっくり、かんたんレシピはこちらから。


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*ゆるレシピ・たっぷり4人分*
材料:お米2合、秋刀魚2尾、きのこ一房(お好みで。今回は茶えのき茸を使用)、
油揚げ1枚、生姜一片、昆布出汁270ml、酒60ml、しょうゆ30ml、
みょうが2本、穂紫蘇または大葉適量、シークヮーサーまたはすだち(お好みで)
下処理:油揚げは湯通しして細く刻む。生姜は千切りに。
きのこは石突きを落としてほぐしておく。みょうがは小口切り、穂紫蘇は
実をしごいて茎から外す。大葉の場合は千切りに。

1.お米を研いで吸水させる。だいたい30分以上は吸水させてください。

2.秋刀魚の頭を落とし内臓を取り、開きにする。予め開きになっているものを
買ってもOKです。今回、肝の部分はうまみを出すために完全に取り去らず、
少し残しています。お好みで加減してください。
開いた秋刀魚をグリルで焼きます。少し脂を落とし、表面に焼き目がつく程度にサッと炙る感じで。
後ほど炊き込みますので完全に火が通らなくてもOK。
焼き上がったら骨を取り、大きめにほぐしておきます。

3.お米の水をしっかりと切って土鍋にあけ、平らにならす。
昆布出汁、酒、しょうゆを加えて一混ぜする。きのこ、油揚げを均等になるようにかぶせ、
最後に秋刀魚を散らすように載せる。

4.蓋をして土鍋を火に掛ける。沸騰するまで中強火。吹き始めたら弱火にし、
12,3分ほど加熱。蒸気が弱まり、音がしなくなってきたら一瞬火を強くして
5秒ほど待ちお焦げを作る。火を止め、コンロから下ろして上からタオルを掛け、
15分ほど蒸らす。
*お焦げが苦手な方は、音が止まった時点で火を止めてください。

5.蒸らし終えたら蓋を開け、薬味を散らす。そのままの状態で食卓に出すと
彩りがきれいです。テーブルの上で混ぜ込み、取り分けましょう。
各自お気に入りのお茶碗で召し上がれ!
お好みで、今が旬のシークヮーサーを搾っていただきます。

ポイント*お米の吸水は必ず行ってください。おいしさが段違いです。
土鍋はお使いのものによって加熱時間が変りますので、沸騰後はなるべくは火の近くで、
音や香りを頼りに火加減を調整してください。表記の時間通りでも焦げ付く場合等があります。
穂紫蘇は旬のものなので手に入れば是非使ってください。
とっても香りが良いです。県内ですと、私はリウボウストアさんで購入しました*

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まだまだ強風が続いています。
台風はこれから九州へ向かっているとのこと、みなさん不要の外出は避け、
どうぞお気を付けてお過ごしくださいね。
それではみなさん、また次回の更新まで。ごちそうさまでした。

(田中)

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