お便り
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2019.3.25 育陶園のこと
ある日の夕方、忠さんの化粧がけの作業を眺めていたら、仕事を終えた哲さんがあらわれました。
「アニキおつかれ~」と出ていこうとするのを引き留めて、写真を撮らせてもらいました。なんだか、ツーショット写真にうれしそう。
ベテラン職人の二人は、職場の仲間でもあり、兄弟でもあります。5人兄弟の、長男と末っ子という14歳の年の差。そして、あまり顔も似てない?ようなので、私も含めまわりは兄弟ということを忘れがちです。
でも、誰とでもフレンドリーなところはそっくりです。
忠さんはロクロのある一階で器を、哲さんは二階でシーサーを製作しています。日々の仕事でのやりとりはそれほどないけど、一緒に映画へ出かけたり、忠さんの洋服を哲さんがお下がりでもらって着ていたり。仲良しなお2人です。
小さいころは、年が離れていたためそれほど遊ぶ時間は少なかったそうですが、こうやって同じ工房で兄弟そろって、やちむんを手掛けて数十年。いつまでも、お元気で、こういった風景が続いてほしいです。
そして、話が変わりますが、育陶園本店の隣に、Kamanyがお引越ししてきています。
建物の建て替えのための仮移転で、広さはコンパクトになっていますが 今までと変わらない商品ラインナップです。また、照明の明るさを落としていてしっとり落着いた雰囲気でしたが、新店舗は日差しが入り込み明るい店内です。二つの店舗がならんで各店ともさらに、にぎやかになりました。
ブーゲンビリアも見ごろです。ぜひ、お立ち寄りください。 (朋美)