お便り

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2019.4. 4 育陶園のこと

育陶園 備忘録 2019.03-ようやく一区切り

11月の期首からこの3月までが、私たち育陶園の一つの山場になっています。
10月の決算を終え、ゆっくりと振り返るまもなくイベントともにはじまり、年末年始をむかえ、
そこから2月の東京ドーム開催のテーブルウェアフェスティバル、ててて見本市への出展、
そして3月のムーンビーチ。今年はこの3月に、Kamany移転があった為、輪をかけて忙しかったと思います。

ただ、その忙しさも工房、店舗、事務所のみんなで乗り切って、ここまでの結果は、
去年よりもかなり好調な売上、そしてなんとかではじめた利益という感じです。

工房では少し変化がありました。
12月でヨッシーがいなくなり、工房長の良さんが全くロクロに入れなくなるくらい
仕事が貯まり、絵付けをするという2月だったのですが、
とてもタイミングの良い形で1年間という短期間ではありますが、あたらしいパートのメンバーが参加してくれました。
おかげで生産にまた少し余力ができ、3月の雑器の生産数は2400個と、この2ヶ月1,900~2,000という低迷していた状況が少し改善しました。


ただ怖いのが、ここからの後半戦です。
ここで気を抜いてしまたらあっという間に状況は変わってしまいます。
事業を続けるということは、終わりのないゴールを目指すようなものなのでそう考えると時々呆然と立ち止まってしまう瞬間もあるのですが、
そんなときは5年後、10年後という中期的な目標、夢を思い出し、気持ちを奮い立たせて進みます。

ここからの中期的な目標の一つ、「本店の建て替え」を実現させるために日々の積み重ねをコツコツとおこなっていきます。

たださっそくスタートした4月は、わたしのはじめての出産、右腕に育てている弟、光の海外への語学留学と、
一気に進み出すことはできないのですが、
この新しく変わる環境をしっかりと受け止め、お互い成長の糧となるような経験をするのだと
プラスに考えていきたいと思っています。

子育てしながら経営をするというのはどんなことか、やってみないことにはさっぱりわかりませんが、
不安を並べていても仕方がないので、その時が来るまでは今できることを毎日きちんとこなしていきます。
出産予定は来週の土曜日。いまのところ時間短縮しているもののほぼ通常出勤。
まだ事業のことに集中できる時間があります。

今月の末には、今とは変わった心境や状況の中で会社や事業と向き合っているかと思うと、
なんだか楽しみに思えてきます。

今までにない目線で物事が見えるようになり、あたらしい自分と出会えるのか、
それともそんな事を考える余裕もなく、ゆとりのない状態で自分に自信をなくしてしまうのか、
いずれにしても経験したことのない事をこれから経験できるということは、今の時点ではすごく楽しみでしかありません!

ということで、3月末に書くはずの備忘録もすでにずれ込んでしまいましたが、
毎月を振り返って記録することに意味があると思っているので、状況が変わっても仕事に関わり続けている限りは、
育陶園の事をしっかりとこの場に残していきたいと思います。

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2018.4.4 若菜

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