お便り
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2019.7.14 育陶園のこと
「明日の場所取り完了しました!!」
工房スタッフの誠さんから育陶園のグループラインへ、夜に静まるビーチの画像がおくられてきました。日付の変わるころ、さとるくんと二人でビーチを下見に行ってくれたようです。
毎年の恒例、陶芸教室、店舗、工房、すべての業務をお休みさせていただいてビーチパーティを行いました。
数日前から、参加人数の確認や、持っていくものは何か、みんなが乗れる台数の車があるかなど、ザワつく育陶園。なにより、ここしばらく不安定な天気が続いており、予報も曇りや雨やころころと変わっていたため心配していましたが、迎えた朝は遠くの雲で朝焼けをしていたものの、青空が見えていました。
朝九時、いつもの時間に集合です。子ども達も沢山いて、いつも以上ににぎやかな工房。ビーチサンダルとタオルを首に巻くスタイルは工房スタッフさんのいつもの姿ですが、そこへ麦わら帽子に水着、サングラスがプラスされていて、完全な海仕様の装いです。もちろん、陶器製造はお休みして、バーベキューの準備のために野菜を切ったり、おにぎりをにぎったり、男性はクーラーボックスやテントやバーベキューセットをトラックへ運び込んだり海へ向かう準備です。
会場までは、約30分。個人や会社の車に乗り合わせて、昨年と同じビーチへ向かいました。
軽トラックの後ろには犬が二匹。ここ数年、体調不良などもあってお休みしていたクロが久しぶりに参加しました。ヨタヨタと砂浜を歩く姿は、すっかりおじいちゃんになっていますが、ウオンウオン叫んびながら水しぶきをあげてはしゃいでいました。そして、ビーチパーティはもちろん、海も初めてのゴン。クロのあとについて、初泳ぎです。
初めてと言えば、若菜さんの子も、愛犬のパンと一緒に来ていました。首がまもなくすわりそうな生後3か月にして、海風を全身に感じて気持ちよさそうでした。
ハンモックで揺られて、みんなに抱かれてニコニコかわいいです。
昼に近づくにつれて、雲は流れてすっきりした沖縄らしい青空がひろがり、風が清々しく吹きはじめました。
缶ビール片手に、まったりと木陰でゆんたくしたり、海へ行って遊んだり、子供たちはヤドカリ採集に水鉄砲。おとなもこどもも各々に夢中になっていました。
今年も工房の職人さんたちが中心となって、お肉や焼きそばを本格的な屋台の味に調理してくれて、とても美味しかったです。
たくさん持ってきたはずの、ビールやジュースは、ほぼ空き缶になってクーラーボックスの中はすっからかん。
そして、お日さまが海面に近づいてきた夕方六時。まだまだ明るくて、いつまでもブルーシートやハンモックにゴロゴロしていたいところでしたが、いっせいに片付け開始。帰るころにはスコールがはじまり、ちょうどよいタイミングでビーチをあとにしました。
壺屋にもどってから、パッと片付けて、明日は金曜日。いつもの育陶園の日常がはじまります。
みんな解散!となってからは、そのまま帰宅する人、そのまま夜の街へ消えていく人々、すでに眠っている子ども。それぞれの場所へ向かいました。
「!!年に一度、仕事を忘れて思いっきりみんなで楽しむ!!」と、こびりついた鉄板のコゲを、たわしで勢いよくゴシゴシする誠さん。
来年も、場所取りよろしくお願いします!
また晴れますように** (朋美)