お便り

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2019.11. 4 育陶園のこと

人と人が繋がる*壺屋やちむん通り祭り

半年かけてつくりあげてきた、壺屋やちむん通りのお祭りが無事に終了しました。
このお祭りは地域のお祭りとして15年続いているもので、8年前からは私も実行委員として参加するようになり、
いまではすっかりメンバーの主体となって、お祭りの企画・運営に携わるようになりました。

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今年は4月に出産したばかりだったので、今までのような参加は難しいと思っていたのですが、
母や旦那さんの協力のもと、いつもとほぼ変わらず参加することができました。

40数店舗の通り会員のみなさんに、情報を共有したり、協力を求めたり。
企画するよりも一番大変な作業が、これになります。
なかなかうまく共有できずに、めげそうになる時もありましたが、
そんな時は、実行委員として参加している他のメンバーにフォローしてもらいながら
なんとか当日を迎えることができました。

当日は息子を母に預けたり、背負ったりしながら、通り全体を歩いて見て回り、
足りない部分を補いながら、
もっとこうすればよかったとか、ああすればよかったとか。
色々と反省もありましたが、
とにかくまずは、大きな事故もなく終えることができたこと、
また、お祭りに訪れたたくさんの方の笑顔が見れたことで、
すごくホッとして、やってきてよかった~と、しみじみと感じることができました。

また今回は、お祭りの直前に首里城の火災というショックな出来事があり、
みんな心の中がワサワサしたり、ポッカリと穴があいたような気持ちになっていましたが、
そんな時だからこそ、このお祭りで元気を取り戻そうという思いにもなれたし、
首里城再建支援の募金や、中止になってしまった芸大祭の学生たちのやちむん市の共同開催、
首里と壺屋の旗頭のコラボレーションなど、「今できる何か」ができたことは、
とても良い場となったのではと思います。

なによりお祭りをきっかけに、通りの皆さんとももっと絆が深まり、
それがとても心地が良いなと思いました。
「お祭り」というひとつの目的の為に、地域のみんなが一つになって集まって、
いろいろ考えて、それぞれ自分が出来る役割を担ってくれたり。

大変だけどこの壺屋の地域のお祭りは、自分たちの地域を盛り上げていく、
とてもよいきっかけになってくれています。

来年はもっと、地域の方にもお祭りのボランティアへも、気軽に参加してもらえるような工夫もしてみたいと思います。
「人と人、人と陶器、人とまちが繋がるお祭り」
そんなあたたかなお祭りを目指して、来年のお祭りもがんばろう。


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