お便り

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2020.9.25 うつわとごはん

*うつわとごはん Vol.40 れんこんとお豆のスープ*

こんにちは、田中です。

季節はもうすっかり秋になりました。
風は涼しく、クーラーはほぼ要らず。
今年は息子と過ごすはじめての夏でしたが、あまり思い出が作れず
ちょっぴり悔しい思いです。なんだか名残惜しくて、
一度しかベランダに出せなかったビニールプールの空気を抜けず、
部屋にそのままにしてあります。片付けが億劫な言い訳ではありません。笑

息子は9ヶ月になり、離乳食もどんどん進み、最近は歯も上下しっかり出てきたので
ようやく人間の食事というか、料理感があるものを食べられるようになりました。
*初期はぜんぶドロドロなので、なんだか餌感があります。笑
とは言えまだまだ味付けもお出汁のみ、という状態なので、
調味料を使わずいかにおいしさを引き出すかがもっぱらの課題です。
味付けに活躍するのは、かつおや昆布のお出汁のほか、野菜で取ったスープ。
主に使用するのはたまねぎやキャベツなのですが、これが本当においしい。
今まで洋風のスープを取るときは、チキンやビーフのブロスが無いと
物足りないもんだと思い込んでいたのですが、お野菜だけで充分いいお出汁が出ます。
お料理上手な方にとっては常識かもしれませんが、私的には大発見でした。
もともと薄味な家庭に育ち、大人になりお酒を嗜むようになってから
味覚が濃いめになってしまっていたのだと思います。
こうして子育てしていく中で、また薄味好みに戻っていくんでしょうね。
若かりし頃の母も、もしかするとそうだったのかもしれません*

9月に入って、れんこんが出回りはじめました。九州では佐賀のものが主流です。
あたたかいものが恋しくなる涼しさなので、早速こちらもスープに。
厚手の鍋にバターを少し引き、粗みじんにしたたまねぎを弱火で炒めます。
油が回ったらお塩を少々、しんなり透き通るまで炒めたら、乱切りにしたれんこんを加えて一混ぜ。
さらにお塩を加え、じっくり炒めていきます。
火加減はずっと弱火のまま。お塩で野菜の旨味を引き出しながら炒めます。
たまねぎから出た水分とバターが絡み、白っぽくなってきたらお水を加え、アクを取りながらコトコト。
20分ほど煮込み、トマトピューレとミックスビーンズを加えて一煮立ちさせ、蓋をして火を止めます。
予熱でじんわりまろやか、すこし寝かせてから召し上がれ!午後に仕込んでお夕食、ぐらいがいいタイミングです*
仕上げに味を見て塩胡椒をお好みで。

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汁マカイ、ごはんにも汁物にも、煮物にも使えるので
何気にいい仕事します!実家にいるとき、朝はこれで納豆ご飯を食べて
出かけていたのを思い出します*
今は、息子のヨーグルトの余り(賞味期限切れ)をかきこむのが関の山です。笑

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涼しくなってくると、体調の変化に悩まされることが多くなります。
今年は産後で体力も落ちているので、特に気をつけなければなりませんね。
お野菜のスープでからだを温めながら、しっかり栄養を蓄えて
ノンストップの子育てを乗り切ろうと思います!

それではまたみなさん、次回の更新まで。
ごちそうさまでした。

(田中)

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