お便り
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2024.10.13 育陶園のこと
育陶園60周年感謝祭final!
昨日無事に閉幕いたしました。
店舗、ECのお買物、体験やまちまーい、スタンプラリーなど、ご参加くださった皆様、本当に、ほんとうににありがとうございました
とくとく袋や線彫体験が重なり、育陶園初の朝からお客様に並んで頂くという、貴重な体験もさせて頂きました
ふくみつさんのお弁当付きまちまーいは、ふくみつのなおこさんに、何度も試作を重ねて頂きながら、すごく丁寧に、その時仕入れられる素材を最大限に活かしたお弁当を作って頂きました。
まちまーいのガイドの陽子さんには、ちょうど十・十空襲の時期と近いこともあり、戦後、壺屋から始まった那覇の復興の流れなども交えたまちまーい企画を作って頂き、今の明るい壺屋の時代にあった悲しいお話しと、そこからまた逞しく生き続けている私たち含め壺屋の陶工達のお話も伝えてもらい、とても深い企画を開催する事ができました。
そして今回は、去年から続くフィナーレという事で、この1年間様々な自主企画イベントを実施したコトの集大成を、育陶園スタッフ皆んなが、これまで以上に一人一人役割をしっかり担い、楽しくまっとうしてくれた姿がとてもうれしく、こんな景色を見れた事に、本当に感動で胸がいっぱいに。。
そんな中、私といえばイベントの前日に立て続けに子ども達が流行り病にかかってしまい、ほぼ3日間動けずにいたのですが、私なんかがいなくても、全然スムーズに回っていたこともまたすごくうれしくて、さらに気持ちに込み上げてくるものがあって、病でぐったり眠ってる子ども達を前に1人涙するというよくわからない状況になっていました
ご来店頂き、お買物やイベントに参加して下さった皆様からは、「60周年おめでとうございます!」と、あたたかい言葉も頂き、家で引き籠りながらそんな話を聞いて、ただただ胸がいっぱいで、うるうるしっぱなしに、、、
私たち育陶園はこれからも、「壺屋の景色を繋ぐ」をビジョンに掲げ、この壺屋の地で、先人達から受け継いだ技術技法を用いながら、職人の手仕事で生み出すやちむんを作り続けていく姿を、壺屋の景色とともに、未来へと繋げていきたいと思っています。
そしてそんな私たちがつくるやちむんが、少しでも皆様の暮らしを豊かに彩ることが出来るよう、これからも仲間とともに、一歩一歩歩んでいきます。
どうぞ今後とも、壺屋焼を。
育陶園を見守っていただけたらうれしく思います。
本当にありがとうございました。
育陶園代表・高江洲若菜