お便り
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2024.12. 6 育陶園のこと
昨日は沖縄工芸に携わる方達に向けて、育陶園のこれまでの取組、個人時代から法人になってからの20年間のお話しを、数字も交えて赤裸々にお伝えしてきました。
資料をまとめるにあたって、20年の数字を踏まえた表をつくるながら、谷底期、迷走期、成長期、発展期とわけながら、どんな事をやってきたのかを振り返えり。
あらためて、あきらめないで一歩一歩を積み重ねてきた事が今をつくってきたのだと、すごく感慨深い気持ちにもなりました。
失敗したり、やり方が下手くそで、見当違いな事をしていても、何より真面目に一生懸命取組んできた事には、あらためて自分達自身に誇りを持ちたいなと思ったり。
それにしても資料を作りながらしみじみと、成長のスピードの遅さに、ちょっと恥ずかしくもなりましたが、それも含めて自分達らしいし、これからもこの成長感を大切に、歩んでいきたいと思いました。
講話の後は、意見交換の時間を設けましたが、同じ作り手だからこその課題や悩みがあって、けれど業界によってかなり環境が違うので、単純に何かを置き換えればいいと言う話ではなく、課題解決はとても難しいなと思ったり。
けれど、売手と作り手の、率直な想いのすり合わせを行うだけでも、色々と改善できる事はありそうだなと思ったり、自分達に置き換えながらも、目線を行ったり来たりさせながら、とても有意義な時間を過ごす事が出来ました。
(代表 若菜)
「備忘録」は育陶園の社長・若菜による、社内の事や子育てや沖縄の暮らしの日々を綴った記録です。