お便り
letter
2024.12. 9 育陶園のこと
先週、子供の職場体験が二日間ありました。
一日目は工房でやちむんの製作に携わり、二日目は店舗にて、工房で学んだことを活かしながら接客販売を行いました。
幼いころから過ごした工房で職人さんたちにまじって、真剣に作業している姿は、親心としてハラハラしながらも、じんわりと込み上げてくる嬉しさがありました。
工房での最後の一時間は、ロクロ作業。思うようにいかず、泥まみれになって、土に遊ばれている様子でしたが、
「まずは、やちむんが楽しいと思うことが大事」と、
隣に座って作業するベテランの誠さんに、温かく見守っていただいていました。
二日目は、育陶園のやちむんの魅力を説明するお姉さたちの姿を真似して、接客していました。
受け継いできた壺屋焼は、簡単に数日でできるものではなく、長い時間をかけて積み上げている職人さんの技術やセンスから、育陶園の商品は出来上がっているということを、こどもながらに感じたそうです。
日々、壺屋の中で育てられて、壺屋焼が受け継がれているようです。
これからも良いものが、繋がっていきますように。