8月23日(土)、壺屋・やちむん通りの入口に
「壺屋のいりぐち」というお店をオープンします。
ことのはじまりは、去年の秋のこと。
やちむん通り会の集まりの中で、長年お店を営んできたカネナガさんが、お店を移転することになったと伺いました。
そして、「できれば、通り会の誰かにこの場所を引き継いでほしい」という想いがあることを知りました。
その言葉が、深く心に残りました。
そして、すぐに「ここでお店をやりたい」と、自然と思ったのです。
きっとそれは、変わりゆく街の景色が、
時として自分の思い描く風景とは違ってしまうことがあって、
そのたびに少しがっかりしたり、寂しくなったりすることがあったから。
だったら、自分が納得できる景色を、自分の手でつくっていきたい。
そう思ったのだと思います。
何と言っても、この場所はやちむん通りの「入口」であり、「顔」にもなる場所だから。
ここから伝えていくことに、意味があると感じました。
そんな想いもあって、今回のお店はなるべく多くの人に関わってもらい、
いろんな目線を取り入れながら、“みんなでつくる”ことを大切にしてきました。
お店の設計、役割、コンセプト、そしてその表現。
何を、なんのために、どう扱って、どう伝えるか。
そんなことを、半年以上かけて、丁寧に考え、かたちにしてきました。
「壺屋のいりぐち」。
このお店では、壺屋のこと、通りのこと、そして育陶園のことを伝えながら、
育陶園が大切にしている「壺屋の景色」という理念を、かたちにして届けていきます。
たとえば、私たち育陶園が使っている土にまつわるアイテム。
壺屋の景色を、さまざまなデザイナーの方とコラボしながら
Tシャツやバッグ、手ぬぐいなどの身近なアイテムに落とし込んだもの。
また、育陶園がつなげたい壺屋・沖縄の景色を感じる作り手たちの作品たち。
琉球ガラス、木工、民具、玩具、シーサー、食品などなど。
ここで扱うもの、そしてそれを作っている人たち自身が、
壺屋や沖縄の景色として、これからも誰かの手に届いていきますように。
そんな思いを込めて、ご紹介していきます。
そしてこの場所では、展示販売にとどまらず、
箸置きの絵付け体験をはじめとするワークショップや、
食・音楽・アートを通して壺屋の魅力に触れる時間も設けていく予定です。
志を共にする全国の作り手たちとのPOPUPなども開催しながら、
訪れるたびに、新たな発見があるような場所にしていけたらと思っています。
この場所が、さまざまな人と人とが出会い、交わる場となって、
それぞれの中にある「壺屋」が、少しずつ広がっていくような。
日々の暮らしの中に、そっと何かが残っていくような。
そんな場所を目指して、歩んでいきます。
開かれた、楽しく、心地よく、やさしい場所として。
来るたびに、その成長が感じられるような、
そんな場であり続けられるように。
そんな「壺屋のいりぐち」を、これから少しずつ育てていきたいと思います。
あたたかく見守りながら、ぜひ遊びに来てくれたらうれしいです。










