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清明祭(しーみーさい)2017

毎年恒例の清明祭(しーみーさい)が高江洲家でもおこなわれました。


親戚一同がお墓の前に集まり、まるでピクニックのような行事です。

今年はあいにくの雨で、家清明(やーしーみー)となり高江洲家の仏壇前で行われました。


<清明祭とは>
親族の皆が集まりやすい新暦の4
旧暦の3月の吉日を選んで行われる祖先祭で、中国の暦法にある二十四節季の一つ「清明」の季節に行われ一門そろって墓前で先祖の霊を祭る行事で、中国から伝来し、沖縄独自の雰囲気をもつものとなったようです。
月の中旬、週末に多く、その間にできなかったところはナガリシーミー(流れ清明)といって、旧暦5月に入ってから行います。宮古・八重山など離島では、あの世の正月を祝う十六日祭(旧暦1月16日)が盛んに行われます。

 まず門中墓の周辺の草刈り、清掃を行い、墓の前にござを敷き、その上にごちそうを詰めた重箱やお菓子、果物が並べられ、ウチカビ(紙銭)を焼き祖先を供養し、この世の人も家族みんなでご馳走をいただきます。
 特に沖縄本島南部は、「門中墓」といって一族全員が同じ墓に入る伝統があるため、清明祭の規模も必然的に大きくなります。また、清明祭は、祖先祭祀というだけでなく、親族間の親睦を深めて集団を確認し、結束を固める役割の大きい行事として捉えられています。

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今年も育陶園女将・啓子さんは前日から重箱の準備に大忙しです。

啓子さんの味を受け継ぐことができるよう、お手伝いさせてもらいました。

前夜の22時から重箱の料理作り。

2キロの豚肉の塊をコトコトにて出汁をとりながら柔らかく煮て、ボウルにいっぱいの昆布を水でもどして結び、

何本ものごぼうを洗って切って、こんにゃく切って捻って・・・


茹でたゴボウ・こんにゃく、昆布などを、豚のだしで甘辛く煮ていきます。

「こがさないように、こがさないようにね」
といいながら、お茶で一息ついていると さっそく焦げたにおい。。

急いで鍋の蓋をとると、ごぼうはぺったりと鍋底に張り付いてしまっていました。

ですが、さすがベテランの啓子さんは黒焦げのところを取り除き

ささっと味を濃く付けなおしてくれて、いつものごぼう煮が完成しました。

重箱に詰める料理がすべてできあがったのは夜の1時過ぎ。

当日は午後3時からはじまるので、午前中のうちにお重へ詰めていきます。

豚肉、ごぼう、こんにゃく、昆布、厚揚げと、黄色や赤のかまぼこと餅など、

色とりどりです。

そして、市場で購入してきたりんごやバナナの果物やたくさんのお菓子とともに

仏壇へならべます。

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午後3時半すぎから、ぞくぞくと集まってきます。


テーブルにはお重とともに一品づつ持ち寄った料理がずらりと並び、

ご先祖様にごあいさつしたあと、

ワイワイと宴会がはじまります。

年々、子供が増え続けている、にぎやかな高江洲家の清明祭です。

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年に一度、大切な沖縄の行事です。

女将・啓子さんの味、しっかり覚えられるようがんばります♪


(高江洲朋美)